看板の交換時期ってどれくらい?古い看板は多くの危険性も孕む!?

大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。

街中を歩いていると、驚くほど古い看板を見かけることなどありませんか?
同じように、郊外に出てもそうした看板に遭遇することがあります。
看板屋としては、ついひやひやしてしまうものです。

今回は「看板の交換時期ってどれくらい?古い看板は多くの危険性も孕む!?」をご紹介します。

看板の交換時期

看板の種類や設置場所によって大きく異なる看板の交換時期。
設置した看板について知ることで、落下などの事故を防ぐことができるのです。
また古い看板はそれだけで印象をさげてしまいがちです。
そうしたことに気を付けて看板の交換時期について考えてみましょう。

金属

金属の耐用年数は15年ほどと言われています。
それ以上の使用は錆などの劣化で危険性が高まるようになるのです。
定期的なメンテナンス、点検で不用意な事故を回避しましょう。

面板

看板の表面に違う素材を貼り付けることで表情を変えることができます。
一般的な看板は、単独素材で使われることは少なく、面板との組み合わせで設置されることが多いです。
・アルミ複合板:3~5年ほど
・アクリル板:3~5年ほど
・ターポリン:3~4年ほど

シート

シート看板は製品ごとに耐用年数が異なるようです。
安いものは短いですし、高額なものは長く設置が可能です。
・短期使用を想定した製品:1~2年ほど
・中期使用を想定した製品:2~3年ほど
・長期使用を想定した製品:5~6年ほど

ただしこれらの年数は設置状況によって短くなる可能性もあります。
どうしても、日の光や風雨による劣化で使用期間が短縮するような傾向です。
どこに設置をするのか事前にしっかりとチェックをしておきましょう。

長期放置による事故事例

2015年2月、札幌市内の飲食店ビルの外壁に取付けられた看板の一部が落下した事故が発生しました。
運悪く、そのときたまたま歩道を通行していた女性の頭部に当たったそうです。
結果、その女性に重傷を負わせることとなりました。
事故の原因は、看板と外壁への取付け部品が腐食したことで強度が低下。
さらに、強風の影響で落下したものとみられています。
まだ看板の見た目が大丈夫と思っていても、接合部分は確認し辛く、実際に腐食が進んでいる可能性があります。

まとめ

今回は、『看板の交換時期ってどれくらい?古い看板は多くの危険性も孕む!?』のご紹介でした。
看板の寿命をしっかりと把握しましょう。
そうすることで、不本意な事故を避け、さらに看板のアップデートで店舗の印象を上げることにつながるのです。

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