古い看板は危ない!危機管理も経営者に必要な意識

大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。

時折見かける、劣化が進んだ看板。
店舗イメージを損なうだけでなく、落下などの事故が発生する危険性もあります。
今回は事故事例も交えて、古い看板の危険性をお伝えします。

今回は「古い看板は危ない!危機管理も経営者に必要な意識」をご紹介します。

看板事故による危険性

台風による被害が毎年報告される日本。
2022年9月に日本を襲った台風14号でも甚大な被害をもたらしました。
高知県高知市で看板などの落下事故も発生しました。
看板の大きさにもよりますが、壁面看板や大型看板の落下事故の場合、落下による衝撃や周囲の物が破損されることで通行人への危険性が高まります。
最悪の場合は死にいたることも報告されているのです。

屋外広告物点検の義務化

頻発する看板落下事故を背景に、近年、地方自治体による屋外広告物の安全点検の義務化が進んでいます。
2022 年時点ですが、条例を安全点検の義務化を制定している自治体は、約74%にのぼるそうです。
屋外広告物の安全点検とは、どのようなものでしょうか?

【屋外広告物の安全点検】
・日常的に行うもの
・有資格者に依頼して定期的に行うもの
・地震や台風のあとに臨時で行うもの など

さまざまな安全点検があります。
ただし、点検の対象となる屋外広告物の種類や点検周期、点検項目などは自治体によって異なります。

屋外広告物を掲示・設置する際のルールは、設置のまえにWebサイトに確認するか管轄の場所に問い合わせてください。
事前に確認することでトラブルを回避することができるのです。

看板の法定耐用年数

看板にはいわゆる法廷耐用年数があるのをご存知でしょうか?
該当の場合、固定資産税としてカウントされ税制優遇されるのです。
そもそも、看板の取得にかかる費用は固定資産に分類されます。
時の経過で価値が減少していく資産であることから、決算時には減価償却処理が必要です。
看板は「器具備品」「建物附属設備」「構築物」に分類されます。
それぞれ耐用年数が法令で定められています。

【看板の法定耐用年数】
●スタンド型の立て看板(ネオンサイン・プラスチック・木製看板など)…3年
●突出し看板
金属製…18年
 金属製ではないもの(プラスチックや木製など)…10年
●野立て看板
 金属製…20年
 金属製ではないもの(プラスチックや木製など)…10年

看板といっても、どのような方式で設置するかで「構築物」、「建物付属設備」、「器具及び備品」で耐用年数がかわります。

看板は定期的なリニューアルがおすすめ

看板の耐用年数を超えることは、法的な罰則は現在ありません。
そのため、耐用年数を超えて使用している企業様や店舗が多いのも現状です。
しかし、自社の看板による落下事故などが発生した場合、管理義務を怠ったとして罰則が発生する可能性もあることを忘れてはなりません。
企業や店舗経営者としての責任があるのです。
また、新しい看板は、清潔感と新鮮な印象を与えます。新規顧客を惹きつける効果あります。

まとめ

今回は、『古い看板は危ない!危機管理も経営者に必要な意識』のご紹介でした。
もちろん管理が行き届いていたり、エイジング加工していたりとイメージとしてレトロ看板を使用している場合はOKです!
ですが、管理の怠りが大きな事故を生むこともあるのです。
劣化や損傷が激しい場合は、速やかに交換を検討する必要性もあるのです。

看板のご相談はあいらんど工房に

あいらんど工房では様々な看板を取り扱っております。
看板設置を検討中、お悩み中の方は是非一度お問い合わせください。

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