知りたい!理容室前にあるサインポールの歴史

大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。

理容室前にある赤と白と青の斜めストライプがくるくるしている看板…
これをサインポールと言います。
なぜ、このサインポールが設置されるようになったのか気になりますよね?

今回は「知りたい!理容室前にあるサインポールの歴史」をご紹介します。

サインポールって何

そもそも、サインポールは理容室を示すための看板なのです。
赤・青・白の三色の縞模様が回転しています。
ちなみにサインポールは実は和製英語のため、英語で伝える時はbarber’s poleと伝えましょう。
実はこのサインポール、世界共通で理容室を表す看板なのです。
回転が止まっていると、お客でいっぱいのため予約不可であることや閉店中であることを示しているサインであるとのことだそうです。
日本のサインポールは、青・白・赤の順で斜めの縞模様です。
回転させることで右から上に上がっていくように見える「Z巻」が多いです。
ひねりを加えた形が、有平糖(ポルトガル伝来の飴菓子)とよく似ています。
そのことから通称、有平棒またはアルヘイ棒とも呼ばれています。

サインポールの歴史

サインポールの歴史は諸説あるそうです。
色々な視点からサインポールを眺めることで理容室に訪れたときに楽しくなりますね。

その① 理髪師と外科医を兼ねているから?

12世紀から近代ヨーロッパでは、理髪師と外科医は兼業していることが多かったそうです。
理髪外科医の象徴として、サインポールの前身となる看板となったとのこと。
そのサインポールは、赤は動脈を表し、青は静脈を表していました。
そして白は包帯を表現していました。
ただ、血液に動脈と静脈があることが発見されたのは、17世紀。
そのため、この諸説は違うのではないかとの指摘もあります。

その② ルネサンス時代に決まった?

イタリアで起こったとされるルネサンスは、14世紀から16世紀にかけて起こったとされています。
その時代のアムステルダムにある理髪外科医が血液の赤、骨と歯の白、急ぎの仕事がなければ髭剃り(青)を行えることを表現するためにこのサインポールを考案したそうです。

その③ アメリカ建国100周年を記念?

元々サインポールは、赤と白のみだけだったそうです。
現在でも世界では赤と白のサインポールが主流です。
これは理髪外科医であることを表現しており、赤は血液で白は包帯を表現していました。
その後アメリカで建国100周年を記念して星条旗の色である青を加えたことで今の3色に定着したとされています。

その④ フランス国旗が起源?

1815年ワーテルローの戦いでフランス国旗を巻き付けた棒が野戦病院に立てられたそうです。この棒がサインポールの起源になったとも言われています。

まとめ

今回は、『知りたい!理容室前にあるサインポールの歴史』のご紹介でした。
当たり前に目にしていたサインポール。
歴史に色んな諸説があることに驚いています。
他にも看板の歴史を知ることでグッと看板について詳しくなれそうですね!

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