色のもたらす視認効果を利用して視認性アップ

大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。

明けましておめでとうございます!
本年も皆さまにとって実り多い一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

「色のもたらす視認効果」とは何でしょうか?
またどのようにして看板や広告で活用できるのでしょうか?
色は私たちの目に飛び込み、記憶に残る大切な要素です。
色が与える心理的な影響やフォントとの組み合わせ、そして配色の工夫について解説いたします。

今回は、「色のもたらす視認効果を利用して視認性アップ」をご紹介します。

色がもたらす効果

色は心理的な影響を与える強力なツールの一つです。
一般的に赤は情熱や緊急性を、青は信頼や冷静さを示すと言われています。
色には本来三属性があると言われています。

【色の三属性】
■色相
色相とは、赤、青、黄色、緑、紫といった「色味」、「色合い」のことを指します。
それぞれの色を組み合わせながら一つの環として表現することを色相環と言います。

■明度
色の明るさを表すのが『明度』です。
白に近い明るい色を高明度、黒に近い色を低明度といいます。

■彩度
彩度は色の鮮やかさを指します。
同じ色でもくすみが強くなると彩度が低くなります。
一方でより鮮やかになると彩度が高くなるのです。

色の三属性をきちんと考慮して、より視認性の高い看板をデザインしてみましょう。
そうすることで店舗イメージに沿うような配色が実現できるようになるのです。

フォントは補色を活用でも◎

どのようにデザイン的に優れた看板でも何が書いてあるのか認識できないものは看板本来の役割を果たしているとは言いづらいものです。
看板そのものの配色が決まったら、フォントの色も十分に考慮しましょう。
フォントの視認性を考慮する場合、色合いは背景の補色を使用することが重要です。
そもそも補色とは、背景などのもメインカラーを立たせる色となります。
色相環の対局同士にある色のため、より視認性が高いものとなるのです。

【おすすめ!基準色×補色の組み合わせ】
・白×黒
・黄色×青
・青×赤

使用する場合に考慮しなければいけないのが目立ち過ぎてしまうこともあります。
赤と青の組み合わせはその代表と言えるでしょう。
Saleなどの特別なイベントの時は効果を見込みやすいため、上手に補色を活用することで入店率が向上するかもしれません。
また明度が近い場合は補色であっても色が埋もれる可能性も高まります。
フォント周りに白縁を配置するなど工夫を行いましょう。

配色による視認性向上

配色の工夫は、看板デザインにおける視認性の鍵です。
上記の補色に加え、全体で3色以内に抑えると全体がスッキリします。
そして伝えたい内容が際立つのです。

背景色に白などの中立的な色を使い、アクセントとして鮮やかな色を取り入れることで、重要な情報を強調できるのです。

まとめ

今回は、『色のもたらす視認効果を利用して視認性アップ』のご紹介でした。
看板や広告におけるデザインでは、色、フォント、そして配色の工夫が視認性を大きく左右します。
その一方でユニバーサルなデザインを考慮して色網の方などにも配慮したデザインも考慮しなければいけません。
様々な角度を考慮してデザインを制作し、クライアントや顧客ファーストになれるような看板制作をしていきましょう。

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