大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。
こんにちは、大阪の看板屋「あいらんど工房」ブログ担当の松本です。
皆さん、街を歩いていると必ず目にする「看板」。
でも、改めて「看板」という漢字を見て、少し違和感を覚えたことはありませんか?
そう、「看」という漢字です!
私はこの文字を見ると、「看病」や「看護師」といった医療系の言葉を思い浮かべてしまいます…
「カンバン」という響きなら、「観光」の「観」のほうがしっくりくるのでは?とつい思いがちになる方もいるのではないでしょうか。
今回は、『眠れないほど面白い?看板の語源と商人たちの歴史』のブログを、看板の歴史を紐解くとともにご紹介していきます!
■看板の起源
今でこそお店の顔や広告として欠かせない看板ですが、いつから存在していたのでしょうか?
その起源は、なんと奈良時代(710年〜794年)までさかのぼるといわれています。
当時はまだ「看板」という言葉や形式は存在していませんでしたが、商人や職人たちは、自分たちの店を示すために布や旗を店頭に掲げていたようです。
それらが、お店の目印や識別として機能し、現在の看板の原型となったと考えられています
■看板の進化
商業の発展とともに、看板も進化していきます。
江戸時代(1603年〜1868年)になると、日本各地の都市、特に江戸(現在の東京)、大阪、京都などで商業活動が活発化し、多くの商店が軒を連ねました。
この頃には、店舗の存在を視覚的にアピールする手段として、看板が重要な役割を担うようになります。
江戸時代の看板は、木の板や紙、布に絵や文字を描いたものが主流でした。さらに、店ごとの個性を表現するために「商標」や「家紋」「シンボル」などのデザイン要素も取り入れられ、視覚的なブランディングの先駆けとも言えるスタイルが形成されていきました。
■「看板」という言葉の語源
「看板」という言葉が一般的に使われるようになったのは、江戸時代後期から明治時代にかけてとされています。
「看」という漢字は、「見る」「注視する」「見守る」といった意味を持ちます。
もともと「看る(みる)」とは、目を使って物事を注意深く観察することを指し、現代の「見る」「見守る」といった意味合いに近い言葉です。
つまり、「看板」とは「見るための板」という意味を持ち、商店や施設の存在を目立たせるために掲げられた板、という役割を表しているのです。
一説には、「お店を見守る板」「おもてなしの心を“看せる(みせる)”板」といった意味合いも込められていたと言われています。
まとめ
今回は、「看板の語源」のご紹介でした。
1000年以上にわたり、時代とともに進化してきた看板。
そこには、商人たちの「自分たちのお店を誇りに思い、しっかりと“看せる”」という想いが込められていたのですね。
現代でも看板は、ただの広告ではなく、お客様へのおもてなしやブランドイメージを伝える大切な存在です。
これからも、看板が伝統と革新の中でどう進化していくのか、目が離せません!
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