今は昔…もうみないくるくる看板の歴史

大阪の看板屋 あいらんど工房ブログ担当の松本です。

「くるくる看板」は別名で回転看板とも呼ばれています。
広告の形態として発展してきたものですが、エコ的な観点や設備維持の観点から徐々に無くなってきました。

今回は「今は昔…もうみないくるくる看板の歴史」をご紹介します。

回転看板の特徴と仕組み

くるくる看板である回転看板とは、広告の一種。
看板自体が回転することで視覚的に目を引くデザインです。
一方向に向いた固定の看板と異なり、動きがあるため遠くからでも注目を集めやすいです。
静止している看板よりも目立ちやすく、車の運転者の注意を引くことができます。
看板が回転することで、360度の視認性があります。
より広範囲の人々にメッセージを伝えることが可能です。
回転看板には、電動モーターで自動的に回転するものと、風の力を利用して回転するものがあるのをご存知ですか?
電動式は一定速度で回り続け、風力式は風の強さに応じて回転します。
さらに、夜間でも視認性を高めるためにネオンやLED照明を組み合わせることが多いです。
明るい光と動きの組み合わせでさらに視覚的なインパクトを強めています。

サインポールの歴史

「くるくる看板」(回転看板)は、広告の形態として発展し、その歴史は技術の進歩や社会のニーズに応じて変遷してきました。

1. 初期の回転広告

回転式の看板は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて登場しました。
特に都市部で目立つ形で利用されたそうです。
これらの看板は、手動で回転させるものや風を利用して動かしていました。
これにより、静止した看板よりも動きがあり、遠くからでも目を引く効果を発揮したのです。

2. モーター技術の導入

20世紀に入ると、電気モーターが普及。
回転看板にも電動の仕組みが導入されたのです。
これにより、常時回転し続ける看板が実現し、手動での操作が不要になりました。
商業施設や映画館、ガソリンスタンドなど、さまざまな場所で見られるようになり、広告業界で重要な役割を果たすようになりました。

3. ネオンやLEDとの組み合わせ

1950年代から1970年代にかけて、ネオン看板が人気を集めました。
それと同時に、くるくる看板にもネオンが取り入れられるようになったのです。
夜間でも視認性が高く、目を引く効果がありました。
その後、2000年代に入るとLED技術が進化。
高輝度で省エネ、多彩な色使いが可能となり様々なデザインのLEDネオンサインが登場しました。

まとめ

今回は、『今は昔…もうみないくるくる看板の歴史』のご紹介でした。
回転看板は、さまざまな場所で効果的に利用されています。
飲食店や小売店の前で、店名やキャンペーン情報を目立たせるために使用されているのです。
ガソリンスタンドやショッピングモールなどでも案内や広告を目立たせるために利用されることも!
回転看板は静止広告では得られない動的な要素を加えられる看板。
より強い視覚的なインパクトを与える広告手段となっているのです。

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